変わる経済状況

子どもは親を見て育ちます。それはお金の使い方も同様です。しかも、お金の相談は他人にはしたくないと考える人がほとんどですから、親に相談する事のほうが圧倒的に多いものとなります。ですが、親の時代と子どもの時代では、経済状況が大きく変わってきています。親と同じ生活をしていたら、親のアドバイス通りにやっていたら…場合によっては家計がピンチになってしまうこともあるのです。親世代と子ども世代の違いをしっかりと頭に入れることで、勘違いから起こるお金のピンチを避けることができます。

 

まず、親世代と子ども世代では、資産運用が大きく異なるものとなっています。預貯金や保険で元金が倍になったりしていたので、株式や投資信託といったリスクがある資産運用をしなくてすみました。その内容は、郵便局の定額貯金3年以上で6%の適用利率となっていたほどです。もしも1000万円預けていたら、60万円を利子として受け取っていたのですから、今では到底考えられない数字です。

 

リスクもなくお金を預けておくだけで利子がどんどん増えるなんて…今ではそんなこと起こりません。お金でお金を産むのであれば、株式投資や投資信託といった方法をとらなくてはいけません。これは増える可能性もあれば、逆に減ってしまう可能性もあるもので、リスクを覚悟しておこなわなければいけません。

 

また、保険に関しても、金利が高い時代の積立商品は予定利率が高く、まさにお宝保険ともいえるものとなっています。このお金で老後をゆったりと過ごしているひともいるのですから、うらやましい話です。今は予定利率が低いですから保険で増やすといった事は難しく、投資信託を活用した変額保険やドル建といったリスクがある方法をとるのが一般的となっています。


お給料、マイホーム、教育費…すべてが様変わり

資産運用だけでなく、収入についてもまったく違います。高度成長期だっただけあって、終身雇用制度や退職金制度がしっかりと整っていました。多くの家庭がマイホームや教育費などの支出が増えても支払いに困ることが少なく、夫のお給料もどんどん増加。妻は働かなくてもそう困ることもなかったのです。

 

ですが、今はお給料はなかなか増えない時代。増えないどころかリストラまで起こっている状態で、夫婦で働く共働きといった事はもはや普通。それにあわせて保育園や幼稚園でも子どもを夕方まで預かるサービスが増加。小学校でも放課後の居場所を提供するサービスが導入されるようになっています。収入が減ってきているのであれば支出も減るのかと思いきや、豊かな時代になってきているだけあって減りません。収入に近い、もしくは収入を超えた支出で家計がピンチになる人が少なくないのです。

 

特に、持ち家志向は衰えるどころか増加。老後も賃貸で住むのは不安があるので、マイホームの購入はいいことなのですが、新築一戸建てやボーナス払い、退職金での完済など…その支払いが家計をピンチにしてしまうやり方がまだまだ見られます。しかも、教育費も増加。昔はお金持ちの子どもが進学するような時代でしたが、今は誰もが普通に進学を考える時代。高校から大学への進学率は80%となっており、その負担は大きなものとなっているのです。


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