親の価値観にはズレがある

マイホームは資産になる、掛け捨ての保険はもったいない…そんな考えがよく聞かれますが、これは実は親世代が言っていることが多い台詞。それを聞いてきた子ども世代も同じような事を言うようになります。はたして、これは正しいのでしょうか?

 

親の時代では、土地の値上がりや保険の予定利率が今とは比べ物にならないくらいに高いので、そうした経験を元に言っています。が、今の時代は180度ガラリと変わってきており、そうした経済観念と大きなズレが生じています。今の30代から40代世代のほとんどが老後に不安を抱いており、家計だけでなく将来についても先が見えないと感じています。不安はあるものの、お金を使ってしまう…といった悪循環となっている人もいます。

 

親世代は高度経済成長期ということもあり、平均年収も高いものとなっていました。マイホームを持ち、教育費にお金をかけることが可能となっていた時代だったのです。ですが、現在の平均年収は減っているのにもかかわらず、昔と変わらず今も同じようなマイホームと教育が求められています。収入が減っているのに支出だけはそのままでは、家計のバランスが崩れるのも無理がない話です。

 

一番身近な親は人生の先輩として相談することも多いでしょうが、お金に関してはちょっと危険。時代が違うだけに、考えが今の経済と合わない事も多いのです。それよりも、フィナンシャルプランナーといった人達に相談したり、インターネットで調べてみるほうが適切な答えを得やすいものとなります。

 

お金に対しての価値観は、親の考えだけでなく育った環境によっても左右されるものとなります。昔から変わらない価値観だけでなく、今の時代に合わせた価値観を模索するようにしたほうが、家計においても失敗することが少なくなるかもしれません。


時代にあった家計を

昔はあった終身雇用制度がなくなった事により、「会社員であれば絶対に安心」といったこともなくなりました。一昔前までは一流企業に勤めるのが将来の安定につながっていたのですが、今ではそうではなくなっています。一流会社でもリストラが断行されたりしているのですから、就職がきまったからといって安心できるものではないのです。

 

同じく、良い大学に入って卒業する事が重要視されてきましたが、それも絶対ではなくなってきています。勤め先や学歴が一流かどうかより、人間的な魅力や精神力の強さ、お金を扱う能力の方が重要視されるようになってきているのです。ですから、今の時代を生きるためには、お金を稼ぐ力・守る力・投資する力を備えなくてはいけないといえます。

 

家計の管理は、お金を守る力です。家計簿はその支出をコントロールする最良のアイテムとなります。支出を上手にコントロールできる人は、日常生活をピンチにすることなく安定させることができるでしょう。また、リスクにも上手に対応することができます。

 

親と子どもの時代は大きく違うので、あまり鵜呑みにせず、今の経済状況にあった価値観を得られるように、常日頃から情報収集はしっかりとおこなうようにしましょう。それが、家計をピンチに追い込まない守りとなるのです。


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